【2025年版】30代未経験でITエンジニアに転職する方法!3社内定GET
- 30歳を超えて未経験からITエンジニアに転職するのは遅い?
- プログラムを学ぶために何から始めればよいのかな?
- 優良企業を見つけるにはどうすればよいのだろうか?
30代未経験からITエンジニアになるのは難しいとされています。
ITエンジニアは他の職種に比べて適性が判断しづらく、企業が積極的に採用をしにくいからです。
私も書類選考で何十社も落ちる苦い経験をしました。
しかしそこから試行錯誤することで、多くの企業に書類通過するようになり、最後には3社(うち上場企業2社)から内定をいただき、晴れてITエンジニアに転職することができました。
私の経験からも、30歳を超えてITエンジニアになるためには、企業選びやアピール方法などの転職方法が大事です。
この記事を書いた人

名前 / Name
バキ転ねこ
職業 / Occupation
現役システムエンジニア
元公務員、元営業職
実績 / Achievements
35歳で未経験からITエンジニアに転職活動し
内定を3社(うち2社は上場企業)からGET
営業職の時に面接官経験もあり
大丈夫!誰でもITエンジニアにはなれます!

Googleに「ITエンジニア 30歳 未経験」と検索すると、転職できるか悩んでいる人や、転職はできないと考えている人が多いそうです。
これを見ると不安になりますね。でも安心してください。
私はこのような状態で転職に成功しました。
- 35歳のITエンジニア未経験
- 現職は中小企業の営業職
- 転職は30歳の時から失敗をし続けて4回目で傷だらけの経歴
これでも内定を3社GETすることができたのです。
だから大事なのは転職活動の方法なのです。
多くの方は
- なんとなくプログラミングを触ってみる
- とりあえず資格を取ってみる
- とりあえずたくさん応募してみる
と、不採用への道進んでしまいます(私も同じことをしました)。
この反省を活かして、本記事では正しい転職活動の方法を余すことなく紹介します。
ネット上には不安になる情報があふれかえっていますが、私の実例と情報を参考に、安心して転職活動を開始してください。
【一覧】ITエンジニアになるための全体像と流れ
経理になるための全体の流れは、大まかに分けると3stepです。
- プログラミングを勉強して、今の職場で実績を作る
- 転職エージェントに登録する
- 応募する
まずはあるプログラミングとは何かから学びます。
- 本やネット上の情報
- YouTube(おすすめ 無料)
- プログラミングスクール(おすすめ 有料)
言語はこだわりがなければ使用企業が多くて汎用性も高いPythonを選びます。
プログラミングについてある程度の理解をしたら、今いる職場で使えるツールを作ります。
貢献度を定量的に示せるので、エクセルやスプレッドシートの自動化がオススメです。
エージェント登録は転職の気持ちが固まっていたら先に進めておくことを勧めます。
大体は無料カウンセリングがあるので、相談しながら現状やいつから転職活動を始めたいのか、いつまでに終わりたいのか、といったプランニングまでしてくれます。
応募についてはエージェントと相談しながら進めていきましょう。
しかし、単に応募するだけでは書類選考にも通りません。
以下の7点を意識して応募を続けます。
- 応募書類を作りこむ
- 面接では共感を大切にする
- ツール作成の実経験があることをアピールする
- 条件を絞りすぎない
- 「未経験歓迎」以外の求人も応募する
内定が出たら、その職場に就職するかどうかを決めます。
ITエンジニアになるために必要な勉強(資格は不要)
全く何も経験したこともなく、勉強もしていない状態でITエンジニア転職に挑戦するのは無謀です。最低限の勉強の仕方をお伝えします。

未経験だと、資格を重視されることはないよ。勉強すればとれる資格よりも、適性や実績があるかが肝心だからね。
プログラミングを学習する
プログラミングの学習方法はたくさんありますが、私のおすすめは、まずはYouTubeを見ることです。
プログラミングとはどういったものかという初歩から実演まで、幅広く紹介してくれている有益なYouTuberが数多くいます。
なかなか一度で全てを理解することはできないかもしれませんが、何度も見ているうちに色々な知識がつながってきます。
プログラミング学習は最初が最も難しく感じて気持ちも辛くなりがちです。ただし、基本概念や思想が理解できた時に、急に目の前が明るくなります。辛抱強くがんばってみてください。
なかなか自分で勉強することが難しいという方や、最短で勉強したいという方には、プログラミングスクールもおすすめしています。
プログラミングを用いてツールを作成して実用化する
プログラミングの学習が進んできたら、実践としてツールを作成してみましょう。
何も独創的で汎用的なアプリを作る必要はありません。
ほとんどの職場ではエクセルが使われているかと思います。まずはエクセルで普段からしている作業を自動化できないか考えてみてください。
- 見積書作成
- 管理表の転記・登録作業
- 経理用の資料作成
私の場合は、VBAで上記のような作業を自動化し、月の作業時間を数十時間削減しました。
VBAというのは、Microsoft Officeのアプリケーションを自動化するための、プログラミング言語です。VBAを用いることで、エクセル作業の自動化やデータ処理が可能になります。
もし職場でエクセルではなくGoogleスプレッドシートをメインで使っているという場合はGASを使用してください。GASはVBAのGoogle版のようなもので、スプレッドシートの自動化やデータ処理ができます。トリガー実行と言って、毎日同じ時間にプログラムを動かすといった、条件による実行もできて便利です。
余力があればAccessを使ってデータベースを作成して、データベースへの理解を深めるのもいいでしょう。
仕事の改善に役立つツールを考えたり作成すること自体が勉強にもなりますし、「〇〇によって月に××時間の削減を達成しました」という定性的な成果は転職活動でかなり強力なアピール材料になります。

とにかく面接で示せる確かな実績を作ろう!
未経験ITエンジニアに強い転職エージェント
未経験でITエンジニアを目指す場合は必ず転職エージェントを使いましょう。
登録はプログラミング学習を始めた時点からすべきです。
- 目指すべきキャリアパスを相談できる
- 求人の相場や転職者に有利な時期などの情報を教えてもらえる
- エージェントに自分のことを理解してもらえることで、よりフィットした求人の紹介を受けられる
- エージェントが企業に自分のことをアピールしやすくなる
- 自分に合った良いエージェント探しには時間がかかることがある
転職活動を後悔なく成功させるために、はより良いエージェントや担当者に出会えるかどうかも重要な要素です。
登録次第、すぐに転職活動をさせられるというわけではなく、いつごろから転職を始めたいかからヒアリングしてくれることが一般的なので、安心して相談だけでもしに行ってみてください。
転職エージェントは複数登録しておくことで、エージェント側は他のエージェントに成約されないようにと、より魅力的な求人を出そうとしてくれます。そのため、優良企業に転職に成功している方は複数(3社~5社程度)のエージェントを併用していることが多いです。
最もオススメな2社を紹介しますので、まずは1社から登録してみるのをおすすめします。
特徴 | 社内SE転職ナビ | テックゲート |
---|---|---|
ロゴ | ![]() | ![]() |
年代 | 20~40代 | 20~30代 |
エリア | 関東・関西圏 | 全国 |
得意分野 | 社内SE | 未経験者 |
強み | 求人数が多く、サポートも手厚い | 未経験者に特化していて30代も可 |
【IT業界転職エージェント最大手】社内SE転職ナビ


社内SE転職ナビは、ITエンジニアに特化した転職エージェントで、私が今勤務している会社は社内SE転職ナビに紹介してもらった会社です。
転職エージェントは希望を伝えても、「こういう企業は希望しないって言ってるじゃん」と思うような、何か違う求人の紹介をされることがたびたびあります。

転職エージェントは成果報酬型ビジネスなので数撃ちゃ当たる精神の人がおおいんだよね…
しかし、社内SE転職ナビはIT業界特化かつ非常に多くの求人を持っているので、転職希望者の希望に沿った案件のみをどんどん紹介してくれます。
私の時は担当がカウンセリングの時から非常に頼りになる方で、企業選びや将来を見据えたキャリアパスから、活動の戦略まで、色々なことに相談に乗ってもらいました。
進もうとしている道や考え方が間違っている時は「それは違うと思います」と言って道を正してくれたのも印象深いです。
私は4度の転職をしていて、10社近い転職エージェントを経験していますが、社内SE転職ナビは過去最高と言えるほどの好印象を持っています。
【未経験ITエンジニアに特化】テックゲート


テックゲートもITエンジニアに特化している転職エージェントです。
未経験のITエンジニア転職に力をいれていて、気負いせずに無料相談を受けることができるのが良いところです。
未経験とはいえ、ITエンジニアは転職後にしっかりとしたスキルを身に着けられるキャリアプランが期待できるかどうかも大切です。テックゲートはスキルが身に着くようにという観点で企業を紹介してくれるので、この辺りは安心できますね。
また、企業担当者との条件交渉なども積極的に行ってくれるので、転職活動全体に対してかなり頼りになるサポート体制があります。
私は先述の社内SE転職ナビで大当たりの担当者だったので、そちらを推してしまっています。しかし企業の特徴や強みにしている部分は非常に似ているので、テックゲートもかなりおすすめの転職エージェントです。
ITエンジニア転職を目指す上で効果的な5つのポイント
30代で未経験からITエンジニアに転職するために、プログラミングを勉強して、今の職場で実績を作るのは必須です。
しかしそれでもなかなか内定をもらえないかもしれません。
その場合は改めて以下のポイントを見直してみてください。
- 応募書類を作りこむ
- 面接では共感を大切にする
- ツール作成の実経験があることをアピールする
- 条件を絞りすぎない
- 「未経験歓迎」以外の求人も応募する
応募書類を作りこむ
応募書類となる「履歴書」「職務経歴書」は必ず作りこみましょう。
特に職務経歴書は、自由に書ける範囲が広いので、応募する企業に合わせて細かく最適化させましょう。
- 企業が何のために人材募集をしているかを考える
- 企業が求める人物像に合った部分をアピールする
- 未経験という不安要素を消すためにプログラミングの実績を書く
私は書類選考が通って面接に行ったら「書類を見て会えるのを楽しみにしてた!」と言われたこともあります。もちろんITエンジニア未経験なので即戦力的なスキルを期待してというわけではないです。当然面接は合格して内定をいただきました。
書類で好印象を作っておけば、そのあとの面接もよほどのことがなければ落ちません。それくらい応募書類は大事なのです。
私はこういったことを考えるのが好きなので応募書類を考えるのが苦ではないのですが、自身がない方は、転職エージェントに相談してしまうのが手っ取り早いです。
転職エージェントは数多くの転職希望者の成功事例や失敗事例を見ているので、応募書類の添削は非常に上手です。
面接では共感を大切にする
面接に限らずコミュニケーションの基本なのですが、相手と気持ちを共有することを大事にしてください。
- 相手の意見に同調・同意できるときははっきり伝える
- 自分がどう感じているかという気持ちを言葉に出す
- 緊張しているなら、緊張していますと伝える
私も面接になると緊張してしまうのですが、そんなときは「すみません!まだ緊張してしまっています!」と素直に言ってしまいます。言ってしまうと自身の緊張がほぐれるだけでなく、空気が明るくなって面接がうまく進みます。
新卒採用面接とは違い、未経験ITエンジニアの中途採用面接は書類選考が通った時点で、雇いたい気持ちが強い状態で面接が行われます。
面接は仲間に入れても大丈夫そうな人かを見る要素が強いので、共感を大切にして、面接担当者と仲良くなることを重視して挑んでみてください。
ツール作成の実経験があることをアピールする
30代で未経験のITエンジニアの転職においては、採用する際の不安材料を取り除くことがまず最初にやるべきことです。
これができていないと、いくらポテンシャルが高そうに見えても採用することができません。
応募書類のうち、職務経歴書は比較的自由に書けるので、この部分でプログラミングを使って自分が今までしてきたことをすべて書いてください。
また、必ず面接でもその内容について聞かれるので、よどみなく答えられるように練習しておいた方がよいです。
条件を絞りすぎない
- 残業時間
- 給与
- 休日日数
就業条件は大事です。しかし転職活動中はこだわりすぎるのもよくありません。
ある程度の妥協が必要というのも一つの理由ですが、内定後に交渉可能な要素もあるからです。
交渉可能なものとは、給与です。優秀な転職エージェントは希望年収を聞いてくれます。
そしてあなたの代わりに企業に交渉もしてくれます。
この時あなたが内定をたくさん勝ち取っていたら、エージェントも金額交渉を強気で出られると思いませんか?
詳細な条件は応募して内定をもらってからでOKです。気に入らなければその会社に入らなければよいだけです。

IT企業は「オファー面談」といって、内定をもらってから直接労働条件の確認や交渉をする機会があることが多いよ
「未経験歓迎」以外の求人も応募する
- 未経験可
- 未経験歓迎
このように書いているものに絞って応募する方が多いです。しかし実際は未経験歓迎と書いていないからと言って、未経験が応募してはいけないわけではありません。
もしかしたらあなたが持っている経歴の中に、ITエンジニアの仕事に直結しないけれども企業としては必要なスキルがあるかもしれません。
私は宅建士を持っていて、不動産業界にITソリューションサービスを提供しているIT企業から内定をもらえました。
私が利用した転職エージェントの担当者は、「経験年数2年以上」と書いている募集でも、「この人なら大丈夫なんで!」と言って交渉して面接まで運んでくれたこともありました。
未経験であっても不安材料がなくてポテンシャルや親和性が高ければ企業側も見逃したくないのです。
【Q&A】ITエンジニアに転職する上でよくある質問
タイピングが苦手でもITエンジニアは目指せる?
大丈夫です。実際にベテランエンジニアでもタイピングが遅い人はいます。とはいえ今後のことを考えると練習はした方が良いですね。
目安としては、タッチタイプができる程度は必要です。

転職活動をする時に今の職場は辞めても良い?
特別な事情がない限りは転職活動は働きながら行ってください。
私は前職で採用面接も担当したことがありますが、仕事を辞めてから転職活動をしている候補者は印象が非常に悪いです。
給与所得がないということは、貯金が尽きるまでというタイムリミットがある中での就職活動となります。タイムリミットが近づくにつれ、どんなことでもするので雇ってくださいお願いします、と言わなければいけない状態になります。
採用する身としては、交渉をする上で、自分を不利な立場にしていることがわからない時点で、この人はビジネスの感覚が弱いのだろうと感じます。
大変なのはわかりますが、睡眠時間が毎日3時間などのような極端なブラック企業でない限りは、できる限り働きながら転職活動をしてください。
実は私も離職してから転職活動をしたことがあります。面接でも毎回「どうして辞めたのですか?」「続けながらでも転職活動できたんじゃない?」と聞かれて大した回答ができず、毎回落ちていました。かなり厳しい戦いになりますよ。
転職活動をする期間はどれくらい?
本格的に活動しだしてから、早い人は1か月、ほとんどの人は2~3か月で終わることが多いです。
未経験のITエンジニアとなると勉強と実績作りの期間も必要になるので、その期間は2か月くらいかと思います。
辞めることを切り出しにくい
内定が決まったらすぐにでも今の職場に退職の意向を伝える必要があります。
- 上司にメールやチャットで「明日折り入ってお話したいことがありますので、〇時ごろで30分ほどお時間いただけますか」と伝える
- 面談でははっきりと退職の意向と希望の退職日を伝える
- 引き止められた場合は、既に内定を受諾済であることを伝える
- 退職までの引継ぎのスケジュールを相談する
することはたったのこれだけなのですが、別れを告げるというのは気が重いものです。
職場の関係性が崩壊している場合は、激昂や説教をされたらどうしようという心配もありますよね。
そんな時は退職代行を使ってみても良いでしょう。
最近は利用者が増えてきたのもあって料金が安くなっています。面倒な手続きも丸ごとしてくれて明日から出勤しなくて良いので、対価に見合ったサービスだと思います。
自分でやれば済むようなことなので、今の職場が嫌いとかでなければ普通に出て行った方がいいとは思いますが…。
【まとめ】30代未経験からITエンジニアになるには正しいプランで転職活動するのが大切
30代でITエンジニアになるのは難しいです。
その原因として、過去の私含め、多くの方が正しいプランで転職活動できていないことが挙げられます。
でも安心してください。
どんな方でも正しくスキルを身に着け、実績を積めば30代未経験からでもITエンジニアになれます。
- プログラミングを学習する
- プログラミングを用いてツールを作成して実用化する
- 転職エージェントを利用する
- 5つのポイントを抑えながら転職活動に取り組む
特に「②プログラミングを用いてツールを作成して実用化する」は多くの未経験転職希望者ができていないため、これができていると他の転職希望者と差別化ができます。
本サイトではITエンジニアとして働くことを目指す方を応援する情報を発信しています。ITエンジニアに魅力を感じる方は、他の記事も参考にしてみてください。